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ビールの透明感と泡・水滴をきれいに撮るポイントとコツ

      2018/06/30

おいしそうなグラスに入ったビールを撮影したいと思っている人は多くいらっしゃると思います。ビール撮影のポイントは、透明感のある色(金色)、泡と水滴です。今回は、それぞれの表現手法などのポイントをご紹介しますので、参考にしてください。

■グラスをきれいにしておくこと必須

グラスを使った透明感ある商品を撮影する場合は、ライティングが最も重要となりますが、しっかりとグラスの汚れ落とすことも大切です。グラス内に、脂分など汚れが残っていますと、汚れに空気がたまってしまい、小さな泡が生じてしまいます。また、ビールの泡が立ちにくくなります。

まずは、グラスをきれいにしましょう。普段使用している食器用の洗剤で洗った後、熱湯をはったボウルや桶に、数分間入れます。そこで、脂分などの汚れを落とした後、熱湯からグラスを取り出し、自然乾燥させます。ここで、布巾で、グラスを拭いてしまいますと、布の繊維がグラスにつき、拭きムラの原因となりますのでやめましょう。

■ビールの試し撮りはダミーを使う

ライトの位置などを決めている間に、グラスに入ったままのビールを放置しておきますと、ビール泡がしぼんで消えてしまいます。
そのため、撮影のセッティングする際は、ダミー用として、グラスに緑茶を入れておきます。緑茶は、ビールの透明感や色が似ていますので、ライティングを決めるにも最適です。また、グラスに入れるビールは、冷やしておくことが基本です。ビールの泡立ちが、温度に関係しているからです。

■ビールと泡の比率7:3が理想

ビールをグラスに注ぐ場合は、泡ができないように、ゆっくりと8分目まで注ぎ、あとは泡立てます。泡立てることで、液面が少し下がりますので、理想であるビールと泡の比率が7:3になります。
泡立てかたは、いろいろとありますが、例えば、輪ゴムで止めた5本の竹串や、割りばしなどを使って、グラスの内面をさするようにかき混ぜますと、きれいな泡ができます。ただし、かき混ぜる強さと時間によって、きれいな泡ができなかったり、泡が溢れることがありますので、事前に確認しておきましょう。他にも、卵の白身を泡立てたメレンゲを、ビールの泡に見立てたりすることもあります。メレンゲの泡は、しぼみにくい特徴がありますので、撮影時の調整に時間をかけられます。また、泡のなくなったビールに、塩を入れて泡を復活させる方法もあります。

■アルミ缶に水滴をつける演出法のコツ

熱に強いアルミ缶に水滴をつける場合は、スチームアイロンを使うと便利です。
よく冷えたアルミ缶に、スチームを吹きかけることで、水滴ができます。
この場合、アルミ缶を、よく冷やしておくことです。しっかりと冷やしておきませんと、きれいな水滴をつくることができないからです。
また、スチームを吹きかける部分や時間を確認しましょう。通常は、スチームを当てる時間が長いですと、大粒の水滴ができます。

■キンキンに冷えている缶ビールを演出するコツ

キンキンに冷えている缶ビールを演出的に表現したい場合は、水が入っている霧吹きを、いくら表面にかけても、冷えている雰囲気が伝わりにくいです。そのような場合は、疑似氷(ビッグダイア等)や疑似かき氷(アイスパウダー等)を、一緒に使うことにより、表現の幅が広がります。
例えば、疑似氷に囲まれたように缶ビールを置き、缶に水滴と少量の疑似かき氷をつけることで、キンキンに冷えたおいしいビールという雰囲気を、演出できます。

■霧吹きの水は流れやすいので注意

ビール缶だけでなく、ペットボトルなどにも水滴をつけて撮影したい場合は、水が入った霧吹きで、商品に吹き付けるだけでは、水が流れてしまいます。そんな時は、グリセリンを使って水滴をつくる方法があります。グリセリンは、薬局で購入できます。グリセリンと水を同量に混ぜ合わせ、それを霧吹きに入れて、使用します。また、水滴の固さを、グリセリンと水の比率を変えることで、調整することができます。

 

■ビールの透明感は手作り反射板

撮影方法によっては、ビール透明感を出すため、ビールグラスの後ろに、グラスの形に合わせて作られた銀色の反射板(長方形のアルミホイル)を、グラスからはみださないよう、真後ろに置きます。また、光を反射させるために、少し斜めに立てます。
撮影しますと、全体的に、ビールの泡にハイライトがかかることで、クリーミーさを表現でき、背面からの反射光で、ビールの透明感を、美しく描写することができます。

■まとめ

ビール撮影のポイントは、透明感のある色(金色)、かすかな気泡、グラスから溢れだしそうな泡、表面の水滴がポイントとなります。ぜひ、理想の商品写真を撮ってみましょう。

 - イメージ撮影, モデル撮影, 商品撮影

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